東寺「終い弘法」2019。今年最後の弘法市【限定品・時間】

2018年12月22日

京都市の東寺では、毎月21日に縁日が開かれます。東寺縁日「弘法市」です。

「弘法さん」とも呼ばれ、京都市民のみならず、他県の方々からも親しまれている縁日です。

そして、師走(12月)に行われる「弘法市」は、「終い弘法」と呼ばれています。今年最後の「弘法さん」さんだけあって、全国各地から数十万人の人が東寺へ集結します。

「終い弘法が行われる時間は?」
「終い弘法の日のみの限定品はあるの?」

このような疑問に、お答えしています。
終い弘法に行く前の情報として、少しでも役に立てば幸いです。

スポンサーリンク

東寺「終い弘法」【ガイド】

東寺「終い弘法」【日にち・時間】


(東寺の南門)

東寺の終い弘法の日にちや時間です。

日にち:12月21日。
時間:10時から16時。
料金:無料。
場所:東寺

毎月21日に行われる「弘法市」と、基本的に変わりません。ただし、いつも以上に訪れる人が多く、東寺の境内は大混雑します。

賑やかな雰囲気を楽しみたい方や好きな方にはオススメですが、混雑が苦手な方には、あまりオススメは出来ないかもしれません。

それ程混雑しますので、初めて「終い弘法」に行かれる方は、ご注意下さい。

※東寺以外に「終い行事」が行われる寺社の一覧です。
⇒ 京都「終い行事」全4寺社【日にち・時間・豆知識】

「終い弘法」の3つの限定品

「弘法市」も含めた「終い弘法」の日の3つの限定品を紹介します。

1.鮒末の「まむし(うな丼)」
2.東寺餅「焼きよもぎ大福」
3.京菓匠 笹谷伊織「どら焼き」

鮒末は、普段は川魚を販売しているお店です。しかし、「弘法市」の日限定で、「まむし(うな丼)」が提供されています。

もちろん、「終い弘法」の日も、まむし(うな丼)を食べる事が出来ます。ただし、「終い弘法」と同じく店内は混雑しているので、ご注意下さい。

まむし(うな丼)の料金:1,200円。お吸い物:300円。

東寺餅は、東寺の門前で店を構えるおまんやさんです。おまんやさんとは、簡単に言えば和菓子屋さんの事です。

京都では和菓子屋さんの事を、「おまん屋はん」と「お餅屋はん」と「お菓子屋はん」と、販売している和菓子によって呼び名を変えています。

東寺餅は、その中の「おまん屋はん」に当たる和菓子屋さんです。「弘法市」の日限定で、店頭で「よもぎ大福」が焼くサービスが行われます。

通常の「よもぎ大福」と「焼きよもぎ大福」を、食べ比べてみるのも面白いかもしれませんよ。

よもぎ大福の価格:210円。

京菓匠笹谷伊織は、京都にある老舗の和菓子店です。「弘法市」に合わせて、毎月20日、21日、22日に「どら焼き」が販売されます。

以前は、「弘法市」だけの販売でしたが、販売期間が3日間に延長されました。

東寺の東門の外、京都駅の伊勢丹のデパ地下、通信販売で、購入可能です。

どら焼きの値段:1,512円。

以上のように、3つのお店とも「弘法市」の日限定のモノが販売されています。どの限定品も有名で、なおかつ人気があるものばかりです。

この中でも、京菓匠笹谷伊織の「どら焼き」は、多くの方が購入され、口コミやブログでその美味しさを報告しています。

偶に低評価な時もありますが、それは個人の好みなので、どうしようもありません。しかし、多くの方から高評価を得ている「どら焼き」なので、一度は食べてみる価値はあります。

私も好きな「どら焼き」です。1本売りで少し値段が高いのが、個人的には弱点と思っています。

「弘法市」について

「弘法市」の歴史

縁日とは、神仏がこの世と「縁」を持つ日の事です。この日に神社やお寺に参詣すると、ご利益があると言われています。

東寺では、祖師空海が高野山・奥に院に入定した3月21日を、縁日としています。

始まった当初は、年1回でした。それが毎月行われるようになったのは、1239年以降の事です。

毎月行われる東寺の「縁日」には、多くの人が集まりました。人が集まる所には、多くの商人が集まるのは道理です。

当時は茶を商う商人だけでしたが、江戸時代には、植木屋や薬屋も東寺の「縁日」で商いを始めるようになりました。

これが、現在の「弘法市(弘法さん)」の起源と伝わっています。

現在では、毎月約1,000店舗が屋台や出店が軒を連なり、骨董・古着・がらくたなど様々な物が売られています。

フリーマーケットと違い、東寺の「縁日」では、全てプロの方が販売しているのが、特徴です。

その「弘法市」が行われる最終月、12月の「弘法さん」が「終い弘法」と呼ばれています。最後を飾るだけあって、多くの人が東寺の境内に訪れて、いつも以上に賑わいます。

そして、レトロな昭和の雑貨や趣ある陶器や古着など、自分の目で見て購入するのが、この縁日に醍醐味です。

東寺について

東寺の拝観料金と拝観時間

東寺は、基本拝観料金が必要ありません。
ただし、金堂・講堂・宝物館は拝観料金が必要です。

金堂・講堂500円。
宝物館500円。

拝観時間は、以下の通りです。

境内:5時から17時。
金堂・講堂:8時から17時。
宝物館:9時から17時。

東寺へのアクセス

東寺へのアクセス方法。

最寄駅から徒歩15分。

最寄駅:JR「京都駅」。

スポンサーリンク