地蔵院「椿」、見ごろの五色八重散椿を撮影【徹底ガイド】

京都で地蔵院と言えば、2つのお寺を思い出します。1つは椿寺、もう1つが竹の寺です。

今回訪れたのは、京都市北区に存在している「五色八重散椿」が咲く事で知られている地蔵院(椿寺)です。境内の椿が見頃の時期に、訪れました。

そんな地蔵院の椿の「いつ頃が見頃なのか?」「地蔵院の椿を写真で見てみたい!」

地蔵院の椿についての気になる疑問を、現地に訪れて撮影した写真とともに解決したいと思います。

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地蔵院の椿【徹底ガイド】

地蔵院「椿」、見頃と混雑状況

まずは、地蔵院の椿の、見頃の時期を紹介します。

見頃:3月下旬から4月上旬。
咲き始め:1月上旬。

五色八重散椿の見頃は、3月下旬から4月上旬です。また、地蔵院には、五色八重散椿以外の椿も存在しています。

それらの椿は、1月上旬から見る事が出来ます。ただし、1月から見る事が出来る椿の数は、それ程多くはありません。

混雑状況ですが、見頃の時期でも特に混雑する事はありません。ゆったりと花を観賞する事が出来ますよ。

地蔵院「椿」のポイント

地蔵院の椿のポイントです。

1.五色八重散椿。
2.桜。
3.その他の椿。

地蔵院の椿と言えば、五色八重散椿です。五色八重散椿は、加藤清正が豊臣秀吉に献上したものです。

その後、北野大茶会の時に、地蔵院へと献木されました。この時の初代五色八重散椿は、枯死して現在は見る事が出来ません。

しかし初代を受け継ぐ2代目が、境内で花を咲かせています。2代目は、京都市の指定天然記念物に指定されてます。

この2代目が咲く頃に、桜の花も咲き誇ります。ただ、地蔵院の桜は遅めに見頃を迎えるため、同時に見るにはタイミングが重要です。

五色八重散椿以外の椿は、1月から見る事が出来るので、1月や2月に訪れるのもありだと思います。ただし、この時期の椿の規模は、とても小さいのでご注意下さい。

地蔵院で散椿を見る【体験レポ】

地蔵院の五色八重散椿が、見ごろで満開を迎えていると聞いたので、地蔵院を訪れてみました。地蔵院は、別名「椿寺」と呼ばれる程、椿が有名なお寺です。


五色八重散椿は、門をくぐったすぐ先で咲いています。椿は参道の両端に咲いてますが、五色八重散椿は西側(写真の右側)です。

また椿の横には桜の木が植えられています。タイミングがよければ、椿と桜を一緒に見る事が出来ます。

私が訪れた時は、残念ながら桜は開花前でした。機会があれば、椿と桜を一緒に見てみたいものです。


見ごろの五色八重散椿は、とても美しかったです。蕾もありましたが、ほぼ満開でした。


この椿の特徴は、花の色がカラフルな所です。淡い赤色からピンク、オレンジと1つの花に色が混じり合っています。

その姿は、とても美しく可憐です。見ていて飽きません。


五色八重散椿は、散り方にも特徴があります。それは、花弁が1枚ずつ散っていくという事です。

普通の花なら当たり前かもしれませんが、基本的に椿は花が丸ごと地面に落ちます。その姿が打ち首を連想する事から、戦国時代は武将から嫌われていた花でした。

しかし、五色八重散椿は、その散り際が美しい事から、献上された豊臣秀吉もお気に入りだったそうです。


この椿の前に、他の種類の椿も咲いていました。春の地蔵院の境内は、このように椿に包まれています。

さすが椿寺と呼ばれるお寺だけあります。境内の椿を思う存分堪能した後、「散椿」の御朱印を頂いて、お寺を後にしました。

冬の地蔵院の椿【体験レポ】

次に紹介するのは、1月に地蔵院へ訪れた時の椿の様子です。冬だけあって、五色八重散椿はまだ蕾の状態でした。


しかし、本堂の前の白椿が、ぽつぽつの咲いてるのを発見します。


数は多くはありませんでしたが、全く見る事が出来ないよりも遥かに良かったです。このように、地蔵院では冬でも椿の花を見る事が出来ます。


白椿は、花が丸ごと散っていました。多くの椿が、このように散ります。

春と冬を比べると、やはり春の方が咲いている椿の数も多くて、見応えがあります。しかし、冬でも見る事が出来るので、1月か2月に地蔵院の近くを通る事があれば、立ち寄ってみて下さい。

ちなみに混雑状況ですが、春と冬で変化はありませんでした。どちらの時期も、境内には私1人だけしかいませんでした。

全く混雑を感じる事無く、美しい椿の花を愛でる事が出来ますよ。

椿寺(地蔵院)について

地蔵院【椿寺】の概要

京都市北区にある地蔵院は、椿寺という呼び名で親しまれている浄土宗のお寺です。神亀3年(726)に、行基が建立しました。

豊臣秀吉が献木した椿が有名で、色とりどりの花を咲かせる事から、五色八重散椿という名が付けられました。

また境内に墓地には、天野屋利兵衛のお墓が存在しています。天野屋利兵衛は、赤穂浪士の討ち入りを陰で支えた人物です。

椿寺(地蔵院)の拝観料金と拝観時間

椿寺(地蔵院)の拝観料金は、無料です。

拝観時間は、9時から16時となっています。

椿寺(地蔵院)へのアクセス

椿寺へのアクセス方法です。

最寄停留所から徒歩2分。

最寄停留所:市バス「北野白梅町」。

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