上徳寺「世継地蔵尊大祭」、たこ焼き食べて功徳を得る【体験レポ】

上徳寺で開催された世継地蔵尊大祭に行ってきました。この日は、一億日分もの功徳が得られる「一億功日功徳日」です。

世継地蔵尊大祭では、十種福祈願や祈祷護摩供が行われます。

また無料接待で、たこ焼きや粕汁が振舞われます。

十種福祈願は、時間的に見る事が出来ませんでした。しかし、祈祷護摩供の観覧やたこ焼きや粕汁の無料接待は、無事に体験する事が出来ました。

その時の体験をもとに、上徳寺の世継地蔵尊大祭を紹介します。

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上徳寺「世継地蔵尊大祭」【徹底ガイド】

上徳寺「世継地蔵尊大祭」【日にち・時間】

上徳寺の世継地蔵尊大祭の期間や時間です。

日にち:2月8日。
時間:9時から16時。
料金:無料。
場所:上徳寺。

十種福祈願の開始は10時、祈祷護摩供の開始は14時です。

世継地蔵尊大祭の見どころ

世継地蔵尊大祭の見どころは、大きく分けて3つあります。

1.十種福祈願。
2.祈祷護摩供。
3.無料接待。

十種福祈願は、地蔵堂で行われます。5人の僧侶が地蔵堂でお経を唱えて祈願します。

僧侶がお経を唱えている間、参拝者達が僧侶の後ろで手を合わせて見守る姿は、十種福祈願の時のお馴染みの光景です。

お堂での祈願後は、水子供養尊や延命地蔵菩薩に拝礼して、十種福祈願法会は終了します。

またこの日に授与される「十種福御宝札」を住んでいる所に貼って、1年の福寿増長相続守護を祈念するのが習わしです。

祈祷護摩供は、拝殿前で行われます。

矢を放ち四方や天の穢れを祓った後、山伏による護摩焚きが開始されます。

無料接待の内容は、たこ焼き(多幸焼)と酒粕汁です。無料接待ですが、気持ちばかりのお布施の寄付は受付けています。

世継地蔵尊大祭の時の様子【体験レポ】

京阪電車「清水五条駅」から西に歩いて行くと、上徳寺へ到着します。その上徳寺で行われている世継地蔵尊大祭を、見に行きました。


上徳寺の山門前です。山門前には列が出来ていました。

この列は、世継地蔵尊大祭名物「多古焼(たこ焼き)」を求める人の列です。私は並ばずに、まずは境内の様子を確かめる事にしました。


多古焼の無料接待所の場所は、山門をくぐった先にあります。まだ終了しないだろうと思い、行事で賑わう境内の散策を開始しました。


拝殿前の様子です。護摩木をくべるための檀が築かれていました。


そして、地蔵堂の前です。いつもよりも人はいますが、大混雑している程ではありません。


地蔵堂の横に置かれている歓喜地蔵です。この世に生まれた幸せを、共に喜び合う童子という説明が書かれていました。


歓喜地蔵の横には、七福神の像が安置されていました。

右から「ゑびす神」「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」「福禄寿」「寿老人」「布袋尊」です。


そして、なぜか「大黒天」の像だけ2体ありました。「大黒天」は、財宝、福徳開運にご利益がある神様です。

大きな袋と打出小槌を持っているのが、特徴です。


地蔵堂の裏側に移動しました。水子地蔵尊の像が祀られていました。


延命地蔵大菩薩の社もあります。それぞれの前で手を合わせて、再び境内を散策を始めました。


地蔵堂の奉納されている絵馬です。逆五角形のよだれ掛けに形が似ている事から、「よだれ掛け絵馬」と呼ばれています。

また。本物の赤ちゃんのよだれ掛けも奉納されていました。この後、境内の散策を終了して、無料接待を受ける事にしました。

多幸焼と酒粕汁の接待【食レポ】

世継地蔵尊大祭の無料接待は、2つあります。たこ焼きと酒粕汁の接待です。

もちろん無料と言っても、気持ちばかりのお布施はしました。


まずは粕汁です。お椀いっっぱいの粕汁は、寒い体を温めくれました。

味は若干酒粕が強めに出ているので、酒粕が苦手な方にはオススメできません。しかし粕汁が苦手という方も、もう1つの食べ物は大丈夫なのではないでしょうか。


世継地蔵尊大祭のもう1つの接待のたこ焼きです。数も5個と多く、味も美味しかったです。

中の蛸は小さ目ですが、売り物ではないので不満は全くありません。ちなみに、世継地蔵尊大祭のたこ焼きは、多幸焼と書きます。

たこ焼きの接待を受けたい方に、1つ注意点があります。それは、粕汁より早めに終了するという事です。

13時45分には、終了していました。たこ焼きを食べたい方は、少し余裕を持って13時頃までには、上徳寺を訪れた方が無難だと思います。

祈祷護摩供【体験レポ】

14時になったので、祈祷護摩供が開始されました。


まずは、地蔵堂で僧侶がお経を唱えます。この後に、拝殿前の護摩壇がある場所へ移動します。


護摩壇がある場所では、山伏が矢を放って、お祓いをしていました。


祓い終わったら、いよいよ祭壇から火を移した松明で、点火です。


点火してすぐに、護摩壇から煙が上がりました。


そして、しばらくすると炎が舞い上がりました。この炎に護摩木をくべて、心願の成就を祈願します。


別の角度から燃え盛る護摩壇を撮影したものです。ここに移動したのには、理由があります。

実は先ほどの撮影した場所で見学をしていた時に、護摩壇から火の粉が私の所に飛んできました。

その火の粉が手や首、頭にかかり、めちゃくちゃ熱い!!思わず「熱っ!!!」と声に出す程でした。

しかし、熱がってるのが私だけという状況でした。熱さと少しの恥ずかしさで、場所を移動したという訳です。


無事に護摩焚きが終了しました。丸太などで作られた骨組みを、解体している所です。

ほんの少し悲劇(喜劇?)に巻き込まれましたが、無料接待も含め、世継地蔵尊大祭を十分堪能しました。

また来年も、機会があれば訪れたいと思います。

上徳寺について

上徳寺の概要

上徳寺は、京都市下京区にあります。世継地蔵とも呼ばれるお寺です。

伝誉一阿が徳川家の帰依を得て開創しました。開基は、阿茶の局です。

境内にある世継地蔵が有名で、祈願すると良い世継に恵まれると伝わっています。子授け・安産のご利益を求め、多くの人が足を運んでいます。

上徳寺へのアクセス

上徳寺へのアクセス方法。

最寄駅から徒歩10分。

最寄駅:京阪電車「清水五条駅」

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