北野天満宮「筆始祭・天満書」2020【日程・時間・見所】
北野天満宮は、京都の初詣の場所として、人気があります。三が日は、多くの人が北野天満宮に訪れるので、境内はいつも以上に賑わいます。
そんな賑わいの中で行われるのが、北野天満宮の「筆始祭・天満書」です。親子で楽しめる行事なので、この日の初詣の参拝者は、家族連れが多くなります。
「北野天満宮の筆始祭・天満書の日程や開始時間は?」
「参加料や方法、持ち物は何が必要なの?」
このような疑問に、全てお答えしています。
参加する前の情報として、少しでも役に立てば幸いです。
北野天満宮「筆始祭・天満書」【徹底ガイド】
「筆始祭・天満書」【日程・時間】
(書道のイメージ写真)
北野天満宮の筆始祭・天満書の日程や時間です。
期間:1月2日から1月4日(筆始祭:2日のみ)。
時間:10時から16時(筆始祭:9時開始)。
注意点は、「筆始祭」は1月2日のみ、「天満書」は1月4日まで参加が可能という所です。
また、開始時間にも1時間ほど違いがあるので、覚えておいて下さい。
「天満書」【参加方法・料金・持ち物】
北野天満宮の天満書の参加方法・料金・持ち物についてです。
参加方法:当日受付。
出品料:200円。
用紙:50円(1枚)。
大筆:1,000円(1本)。
持ち物:書道道具。
「天満書」の受付は、北野天満宮の絵馬所です。絵馬所は、楼門の東側にあります。絵馬所の場所を迷う事はないと思いますが、念のため地図を貼っておきます。
赤いポイントが立っている場所が、絵馬所になります。
書道道具ですが、あれば持参した方が良いです。墨は神社側で用意しているので、持って行く必要はありません。
それでは、「書道道具を持参しないと、参加する事は出来ないのでしょうか?」
そんな事は、ありません。北野天満宮では、大筆が販売されています。
1本1,000円を払えば、購入可能です。先ほども書いた通り、墨は神社が用意してくれています。
また、用紙も50円で手に入るので、参加する事は可能です。ただし、墨が付いた筆を、どうやって持ち帰るかという問題が発生します。
北野天満宮の大筆で参加を考えている方は、墨が付いた筆で着物や衣服が汚れないよう、持ち帰る道具だけは用意して訪れましょう。
北野天満宮「筆始祭・天満書」の見所
筆始祭・天満書について
筆始祭と天満書は、お正月の参詣者で賑わう境内で行われる、北野天満宮の恒例行事です。
筆始祭は、菅原道真を偲び、行われます。菅原道真は、生前は書家の「三聖」の1人として知られていました。
この事から筆始祭では、遺愛の品である松風の硯や角盥(つのだらい)、若水を汲んだ水差しなどを供え、書道の上達が祈願されます。
天満書は、北野天満宮の神前で行われる書初めの事です。
「筆始祭・天満書」の4つの見所
北野天満宮「筆始祭・天満書」の4つの見所を紹介します。
1.三光門前のお祓いと神職の方々の行列。
2.天神様の神前での書初め。
3.子供の書初めとそれを見守る父母。
4.書道家による審査。
1は「筆始祭」の見所、2.3.4が「天満書」の見所です。このポイントさえ押さえておえば、十分楽しめるはずです。
「筆始祭」は、9時から三光門の前で開始されます。三光門の前では、神職の方々がお祓いをしている姿を、見る事が出来ます。
お祓い後、三光門をぐぐって、本殿へと向かいます。本殿内での神事の様子は観覧できないので、ここまでが一般参拝者の「筆始祭」の見所です。
「天満書」の見所は、誰でも天神様の神前で書初めが出来る事です。天神様の前で書初めをすると、書道上達のご利益があるそうなので、筆で書く字が上手くなりたい方は、ぜひ参加して下さい。
子供が一生懸命に半紙に字を書く姿も、「天満書」の見所となっています。その姿を温かく見守る父母の様子は、近くで見ると大変微笑ましいです。
子供の書初めとそれを見守る父母の光景や親子で書道の挑戦する姿は、北野天満宮のお正月の風物詩とも言えます。
そうして書かれた作品は、神社に奉納する事が出来ます。「天満書」で奉納される作品は、約2,000点にも及ぶそうです。
さらに、家庭の部の作品も加わると、約4,000点の作品が北野天満宮へと集まります。
奉納された作品は、本殿前・西回廊・絵馬所に展示されて、一般公開されます。公開は、毎年1月下旬頃です。
さらに、書道家によって審査され、優秀作品には、賞が贈られるという特典付きです。
学校の先生に、書道を評価される機会は、多々あります。しかし、本物の書道家に審査され評価される機会は、少ないのではないでしょうか。
また出品料は、わずか200円です。出品料を払って奉納さえすれば、北野天満宮の境内に作品が展示されますよ。
良い思い出になる事はもちろんですが、最優秀賞「天満宮賞」や「京都新聞社特別賞」などに選ばれる可能性もあります。
ぜひ、機会があれば「天満書」に、参加してみて下さい。親子で参加された場合、一緒に展示された作品を探すのも、楽しいと思います。
北野天満宮について
北野天満宮の概要
京都市上京区にある北野天満宮は、祭神として菅原道真公を祀っています。生前に学者や政治家として活躍した菅原道真公は、学問の神様として崇敬を集めています。
京都の梅の名所であり、また新緑や紅葉の名所でもあります。
北野天満宮の見どころについては、こちらに書いています。
⇒ 北野天満宮「紅葉」、見ごろと混雑状況【徹底ガイド】
北野天満宮へのアクセス
北野天満宮への行き方です。
最寄駅:京福電車「白梅町駅」。
最寄駅から徒歩10分。
市バスは、「北野天満宮前」で下車すぐ。
駐車場もあります。