吉田神社「大元宮」夜間参拝で方相氏に出会う【体験レポ】

吉田神社の節分祭では、普段非公開の大元宮内院を参拝することが出来ます。2月2日の夜間に、節分祭で賑わる吉田神社を訪れた時に、大元宮も参拝しました。 

昼間に大元宮内院の特別拝観を訪れた事があります。しかし、夜間は初めてなので、とても楽しかったです。

今回は、吉田神社の大元宮へ夜間参拝した時の話です。

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吉田神社「大元宮」夜間参拝

大元宮で方相氏に会う【体験レポ】

吉田神社の本殿で参拝、そして福豆を購入後、大元宮へと向かいました。大元宮こと斎場所大元宮は、吉田神社の末社です。

吉田神社の節分祭については、こちらに書いています。
⇒吉田神社「節分祭」鬼と福豆を求め夜に参拝!

大元宮を中心に天神地祇八百万神が祀られている場所です。「吉田神道」を創唱した吉田兼倶の理想を形にしたのが、大元宮だと伝わっています。


大元宮の前に、到着しました。京都の節分祭の中でも、混雑する事で有名な吉田神社。

2月2日も境内は大混雑しており、大元宮も例外ではなかったです。本殿へ参拝する人の列で、混雑していました。


10分ほど並んで、無事に本殿への参拝を終えます。


屋根には「日本最上日高日宮」と書かれた扁額、そして菊の紋が飾られていました。


側面はこうような感じです。カラフルな袋は、聖護院八ツ橋から奉納された豆?だと思います。


大元宮前の燈籠に、達磨が置かれていました。参拝者が置いた達磨だと思います。

なぜここに達磨を奉納したかは、謎です。もちろん、吉田神社の関係者が置いた可能性もあります。

その場合も、なぜここに達磨を置いたのかは、謎です。


方相氏の木像です。大元宮に向かって左側に置かれています。


方相氏は、鬼を祓う神様です。鬼と対峙するだけあって、凄い形相ですね。

ただ、全身小銭まみれだったの、若干ユーモラスな姿でもあります。今日は節分祭という事もあり、鬼を退治してくれる方相氏の木像に、私も小銭を置きました。

矛先に5円を置きたかったのですが、既に置かれていました。少し悩んで、足元に5円を置いて厄を祓って下さいとお願いをしました。


大元宮には、全国の延喜式内社三一三二座を奉祀されています。


額には、それぞれの地名が書かれています。愛知だと尾張國中一百二十一神です。


昔の呼び名が分からない場合も、昔の地名が現在は何と呼ばれているか書かれている貼り紙があるので、安心して下さい。


また、番号を書かれている地図もあります。そして、地図を見て分かった事があります。

北海道はないんですね。田舎が北海道なので、北海道の所で祈願しようと思ったのですが、残念です。

北海道の代わりに、現在住んでいる場所に移動して、手を合わせました。この後、大元宮を出て、最寄駅へと向かいました。


その途中、イートインスペースがあるスーパーに寄って、福豆を食べつつ、コーヒーを飲みました。

夜の大元宮は、レア感があって大変良かったです。ただ、明かりが灯っているとは言え、全体的には暗いです。

細かい所まで見るのには、適していませんでした。また暗かったので、写真も撮り難かったです。

次回訪れる機会があれば、昼間に大元宮に参拝して、建物を隅々まで見学したいと思います。

方相氏について

方相氏とは、鬼やらいの神事と時に、鬼を払う為に出てくる神様の事です。または、その神様に扮装する方達の事を指します。

その姿は、黄金四つ目の仮面を被って、黒い衣に朱の裳を着ています。手には矛と盾を持っているのも特徴です。

吉田神社へのアクセス

吉田神社へのアクセス方法。

最寄駅から徒歩15分。

最寄駅:京阪電車「出町柳駅」。

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