六波羅蜜寺「かくれ念仏」2019。
12月中頃から、六波羅蜜寺である歳時が毎日開催されます。それが、六波羅蜜寺の「かくれ念仏」です。
空也踊躍念仏とも呼ばれるこの念仏は、重要無形民俗文化財に指定されています。
「かくれ念仏が行われる時間や期間は?」
「どうやったらかくれ念仏を見る事が出来るの?」
このような疑問に、お答えしています。
かくれ念仏に行く前の情報として、少しでも役に立てば幸いです。
六波羅蜜寺「かくれ念仏」【ガイド】
かくれ念仏【期間・時間】
(六波羅蜜寺)
六波羅蜜寺のかくれ念仏の期間や時間です。
期間:12月13日から12月31日。
時間:16時頃。
料金:無料。
場所:六波羅蜜寺
12月13日から毎日行われますが、12月31日のみ非公開となっています。かくれ念仏を観覧しようと思っている方は、ご注意下さい。
かくれ念仏の観覧方法
かくれ念仏の観覧方法は、特に難しい事はありません。かくれ念仏が始まる少し前に、六波羅蜜寺の本堂の前へ訪れるだけです。
16時から開始なので、15時45分頃には六波羅蜜寺を訪れると良いと思います。少しでも前で見たい方は、もう少し早く六波羅蜜寺の本堂の前へ行きましょう。
かくれ念仏の流れ
かくれ念仏の当日の流れです。
1.六波羅蜜寺の本堂前に到着。
2.本堂に入り、住職の解説を聞く。
3.「空也踊躍念仏」開始。
4.内陣でお参り。
5.お札を拝受して終了。
1時間程で、「空也踊躍念仏」の行事は終わります。長時間ではないので、トイレが近い方も、事前に行っておけば安心出来る時間ではないでしょうか。
かくれ念仏の見どころ
かくれ念仏の見どころは、3つあります。
1.かくれ念仏。
2.内陣でお参り。
3.お札の授与。
かくれ念仏こと空也踊躍念仏は、この歳時の最大の見どころのなので、今さら言う事はありません。
他の見どころとして、普段一般参拝者が入る事が出来ない内陣でお参りが挙げられます。また、その後に授与されるお札も、見所の1つです。
かくれ念仏について
もともとは、空也上人が都の疫病救済を願い始めた踊りになります。そのため正式名称は、空也踊躍念仏です。
その後、都で念仏が弾圧された時期があり、人が少ない薄暮れに屏風の空也踊躍念仏を踊ります。この隠れて念仏をする事から「かくれ念仏」と呼ばれるようになりました。
六波羅蜜寺のかくれ念仏こと空也踊躍念仏は、国の重要無形民俗文化財に登録されています。
六波羅蜜寺では、導師以下の職衆が金鼓を鳴らしながら体を屈伸させ、念仏を唱えながら本堂内陣を回り続けるのが特徴です。
六波羅蜜寺について
六波羅蜜寺の概要
六波羅蜜寺は、空也が建てたお寺です。京都市東山区にあります。
創建は、天暦5年(951)です。市内に流行した悪疫退散を、空也が鎮めた事に始まります。
この時に、空也は自ら十一面観音像を刻み、市中を曳き廻ります。そして、病人に茶を授け、歓喜踊躍して病魔を鎮めました。
この時のお茶が皇服茶、踊躍が六斎念仏です。どちらも、六波羅蜜寺の歳時で楽しむ事が出来ます。
六波羅蜜寺の拝観料金と拝観時間
六波羅蜜寺は、境内は無料です。ただし、宝物館は拝観料金が必要になります。
宝物館の拝観料金:大人600円、学生500円、子供400円。
拝観時間は、8時30分から17時です。
六波羅蜜寺へのアクセス
六波羅蜜寺へのアクセス方法。
最寄停留所から徒歩10分。
最寄停留所:「清水道」