霊源院の甘露庭、甘茶が咲き誇る庭園。

2020年6月18日

霊源院は、臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。京都市東山区、建仁寺の南側に存在しています。

本堂から眺める事が出来る甘露庭が有名です。初夏には、甘茶が咲き誇る美しい庭園になります。

霊源院は、応永年間(1394~1428)に創建されたお寺です。開山は龍山徳見和尚、創建はその弟子一庵一麟になります。

伽藍は、本堂と茶室が2部屋あります。本堂や也足軒(茶室)からは、甘露庭を見る事が可能です。甘茶の接待は、茶室にて行われます。丁寧な解説もあるので、余裕があれば甘茶の接待はおススメです。

また、期間限定の御朱印の授与もあります。様々な種類があり、1枚400円です。

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霊源院の甘露庭

霊源院の甘茶、見頃や開花状況

霊源院は、京都の甘茶の名所です。甘露庭で、美しく咲き誇ります。

見頃の時期は、5月下旬から6月上旬です。

甘露庭は、霊源院の特別拝観の時に観賞する事が出来ます。初夏の特別拝観の期間は、甘茶が見頃の時期です。

期間中に霊源院へ訪れると、見頃の甘茶を見る事が出来ます。霊源院の甘露庭の甘茶の開花状況が気になる方は、入口前の甘茶の咲き具合をチェックしてみて下さい。

入口前までは、拝観料金が必要ありません。

ここでアマチャの開花状況をチェックして、拝観するかしないのか決めるのもありだと思います。

霊源院の甘茶、見頃や開花状況

建仁寺の北の門の前で、霊源院への案内板が置かれていました。


霊源院へ導く案内板です。


矢印に従って歩いて行くと、霊源院へ到着しました。毘沙門天ののぼり旗が、かっこいいです。

ここまで導かれたのだから、中へと入る事にしました。中へ入る前に、入口前の甘茶の咲き具合を確認する事にしました。


霊源院の入口前の甘茶は、見応え十分です。見頃を、迎えていました。

この場所で参拝された方が、よく記念撮影をしています。私が訪れた時も、何人かの方がここで記念撮影をしていました。

注意点があるとすれば、虫(蜂)です。


アマチャの蜜を求めて、虫(蜂)が常に飛び回っています。虫が苦手な方は、ご注意下さい。

ここでずっと気になっていた事があります。それは、布袋様の像がない事です。

霊源院の入口前の甘茶と布袋様の像のツーショットの光景は、色々さサイトやブログで見かけます。

しかし、私が見る限り布袋様が見つかりません。そこで、隅々まで探してみました。


そして、無事に発見しました。布袋様は、花と葉の間に埋もれていました。

私の中では霊源院の甘茶と布袋様のイメージが強いので、無事にツーショットが撮影出来て良かったです。布袋様を撮影した後、中へと入りました。

入口で、拝観料金500円を払います。


拝観券を受けて取り、本堂の中へと入りました。


こちらが霊源院の甘露庭です。アマチャが、庭の一面に咲き誇っています。


アマチャは、アジサイの変種です。お寺の庭先に、よく植えられている花です。その理由は、「灌仏会(かんぶつえ)」と関係があります。

「灌仏会」は、釈迦の誕生を祝う仏教行事です。この時に、アマチャを煎じた「甘茶」を湛えた水盤がしつらえられます。そして、その中に置かれた仏像に甘茶を注ぎ参拝するのが慣わしなのです。


これは、釈迦が生まれた時に、九頭の竜が甘露を吐いて産湯を満たしたという言い伝えがもとになっています。「甘茶」がどんな味が知りたい方は、霊源院で甘茶(干菓子付)接待が行わえているので、飲んでみてはいかがでしょうか。


甘茶(干菓子付)は、500円で頂けます。


甘露庭の東側も良いのですが、南側もおススメです。木々と苔の深い緑を彩るように咲く甘茶。

とても、美しい光景だと思いました。初夏の霊源院の特別拝観は、人気がある京都の観光スポットです。初夏の京都の観光先として、私も個人的にはおススメです。

霊源院の拝観料金と拝観時間

霊源院の特別拝観の料金です。

大人:500円。中高生:300円。

拝観時間は、10時から16時です。

期間中1日だけ、「甘露庭」のライトアップが行われます。この日は、蛍の放生会も開催されます

霊源院のアクセス

霊源院へのアクセス方法です。

最寄駅から徒歩12分。
最寄駅:京阪「祇園四条駅」。

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