哲学の道「桜」2019、見ごろや混雑状況【徹底ガイド】
春に哲学の道を、桜の花を眺めながら、時々散歩しています。哲学の道とは、銀閣寺から若王子神社(若王子橋)まで続く疏水べりの小道です。
約2㎞続くこの道には、300本ほどの桜の木が植えられています。大正時代に橋本関雪の夫人が植えた事から、関雪桜とも呼ばれている桜です。
そんな哲学の道の桜の「いつ頃が見頃なのか?」「混雑はするの?」「哲学の道の桜を見たい!」
哲学の道の桜について気になる疑問を、現地に訪れて撮影した哲学の道の桜の写真とともに、解決したいと思います。
哲学の道の桜【徹底ガイド】
哲学の道「桜」、見頃と混雑状況
まずは、哲学の道の桜の、見頃の時期を紹介します。
見頃:4月上旬。
咲き始め:3月下旬。
哲学の道の桜は、例年は4月上旬に見ごろを迎えます。京都の桜の見ごろの時期の中で、一般的です。
遅くもなく早くもありません。時期によって前後する事はありますが、4月上旬に訪れると、満開の桜を見る事が出来る可能性が高いです。
それでは、混雑状況はどうなのでしょうか。
土日祝日は、多くの人が訪れます。しかし、押し合う程の混雑ではありません。
桜な花を眺めながら、ゆったりと散策は出来ます。ただ、哲学の道沿いのカフェや飲食店は、いつも以上に混雑するのでご注意下さい。
哲学の道「桜」のポイント
春の哲学の道では、道に沿って桜の花が咲き誇ります。哲学の道を彩る桜のおすすめポイントは、大きく分けて3つです。
1.桜のトンネル。
2.水面に映る桜。
3.水面を流れる桜の花。
哲学の道は、一本道です。分岐点はないので、迷わずに散策出来ます。
「銀閣寺から若王子神社へ歩いて桜を楽しむか」「若王子神社から銀閣寺へ散策して桜を眺めるか」
どちらが、おすすめと言うのありません。どちらから歩いても、美しい桜を眺める事が出来ます。
私の場合ですが、若王子神社から銀閣寺へ行く事が多いです。南禅寺で桜を見た後に、哲学の道へ向かうからです。
ただ、先ほども書いた通り、桜の美しさに違いはありません。
最後に観光する場所によって、どちらからスタートするのかを選んで下さいね。
哲学の道の桜の木の枝は、道に覆うように伸びています。見ごろや満開の時期に訪れると、桜のトンネルをくぐりながら、京都の春を満喫する事が出来ます。
また、疏水の水面に映り込む桜も美しいです。見ごろを過ぎて散った桜の花が、疏水を水面を流れる様子は、物悲しいもあり、また味わいもあります。
哲学の道の春【現地レポ】
早朝の哲学の道の様子
春の哲学の道を、早朝に訪れました。哲学の道は、京都の桜の名所です。
春の観光場所としても人気が高く、桜の満開の時期は、多くの人が訪れます。しかし、「早朝なら人が少ないのでは?」そう思って、朝早くから哲学の道へ行ってみました。
春の早朝に哲学の道を訪れて、分かった事が2つあります。まず1つ目は、人がほとんどいない事です。
京都でも有名な桜の名所である哲学の道ですが、さすがに7時頃から桜を見に来る人は、少なかったです。
そして、2つ目ですが、桜に太陽の光が当たらずに、花が暗い事が分りました。原因は、大文字山が太陽の光を遮って、哲学の道全体が陰になっているからです。
これが大きな誤算です。人がいない状況で、太陽の光で輝く桜を撮影する予定でした。
それが、まさかの太陽が大文字山から昇ってくる待ち状態になるとは、予想外の展開です。時間の経過とともに、人も少しずつですが増えてきました。
朝早くに来た意味がなくなりつつあったので、光が射している所を探して、撮影を開始しました。
哲学の道の桜です。道を覆うように、木の枝が伸びています。
このように桜の見ごろの時期には、桜のトンネルが楽しめます。また朝早くに訪れた場合は、人が少ない静寂の中で、美しい桜を眺めながら、西田幾多郎気分で散策する事が出来ます。
咲いている桜も綺麗ですが、疏水の映り込む桜も美しかったです。疏水の所々に架かっている橋から見ると、水に映り込む桜が見やすいです。
春の哲学の道を訪れた時は、ぜひ橋の上からも桜を眺めてみて下さい。
撮影は7時30分頃から開始したのですが、また人は少なかったです。人を一人も写す事無く、撮影が出来ました。
右上のように太陽の光が当たっていないと、とても暗くなります。見る分には問題ありません。
また、写真が上手な方が撮ると、雰囲気のある桜が撮れると思います。しかし、私の腕では暗くてイマイチの桜しか撮れませんでした。
やはり、桜の花全体に、光が当たっていると綺麗です。
ただ、この頃には、そこそこの人が、哲学の道にいました。
人がいない状況で撮影したい方は、7時頃には哲学の道へ到着している方が良いと思います。陰で桜は暗いですが、写真を撮り慣れている方なら、何とかなるのではないでしょうか。
昼間の哲学の道の様子
昼間の哲学の道の様子です。あえて人の通りが少ない時に撮影したので、空いているように見えます。
しかし、実際は、もう少し人はいます。今考えると、混雑状況がちゃんと分る写真を撮っておけばと、少し後悔しています。
この写真だと、混雑状況が分かりやすいかもしれません。哲学の道の銀閣寺側のスタート地点の様子です。
反対側から来た方なら、ゴール地点になります。このように、朝と違って人が多いです。
桜や疏水は、角度によって人を写す事なく、撮影する事が出来ます。しかし、哲学の道を入れて撮影すると、観光客が写ってしまう事が多いです。
人が写っても問題ない方は、昼間がおすすめです。青空の下、太陽の光に照らされる桜は、とても綺麗ですよ。
哲学の道について
哲学の道の概要
京都市左京区にある疏水べりの小道です。銀閣寺から若王子橋までの約2㎞あります。
哲学者・西田幾多郎が散策しながら思索した事から、哲学の道と呼ばれるようになりました。
春は疏水の両岸に関雪桜が咲く事で、有名です。この桜を見るために、市内外問わず多くの人が訪れます。
哲学の道へのアクセス
哲学の道へのアクセス方法です。
最寄停留所から徒歩すぐ。
最寄停留所:市バス「南禅寺・永観堂前」「銀閣寺前」。