白衣弁財天「白蛇」参拝して金運のご利益を得る【養源院】
養源院の参道に、白衣弁財天の社が建っています。白衣弁財天の場所は、養源院の山門をくぐった右側です。
石の鳥居が目印で、鳥居の扁額には「白衣辨財天女」と書かれています。養源院を参拝する方の中でも、意外に白衣弁財天を素通りする方は多いのではないでしょうか。
弁財天は、音楽や財富、智恵などにご利益がある神様です。また、嫉妬深い神様としても知られています。
そのため恋人同士で弁財天が祀られている社に参拝すると、別れさせられると伝えられています。実際は弁財天が理由で別れないとは思いますが、男女で養源院を訪れた時に、白衣弁財天を素通りするのはありだと思います。
また白衣弁財天の社には、白蛇の絵や木像が置かれています。蛇が苦手な方も、避けるのはしょうがないと思います。しかし、そうでないのなら、ぜひ白衣弁財天へ立ち寄ってみて下さい。
今回は、養源院にある白衣弁財天の参拝した時の話です。
白衣弁財天「白蛇」
養源院の白衣弁財天
養源院の参道にある白衣弁財天の前です。石の鳥居の左右には、狛犬が鎮座しています。
石の鳥居の扁額です。「白衣辨財天女」と書かれていました。
石の鳥居をくぐった先です。こちらの扁額には、「白衣辨財天」と書かれています。
なぜ白衣弁財天と呼ばれているのか調べてみたのですが、分かりませんでした。そもそも、「白衣」の読み方さえ謎です。
「はくい」「しろきぬ」「はくえ」「びゃくい」「びゃくえ」、ざっと思いつくだけでも、これだけあります。ただ白衣観音という観音菩薩がいるので、「びゃくい」「びゃくえ」のようが気がします。
読み方は分かりませんが、中に入って手を合わせました。社に中には、多くの提灯と桶が置かれていました。
さらに、奉納された絵も飾られています。
注目すべきは、白蛇の絵です。弁財天が祀られている社には、白蛇関連のものが奉納されている事が多々あります。
蛇が、穀物を食べるネズミを退治して、財産(食料)を守ってくれます。
この事から、金運・財運のご利益があると重宝されていました。
その蛇の中でも、白蛇は貴重な存在だったので、神の使いとされています。そんな白蛇を従えているのが、弁財天なのです。
弁財天の眷属なので、このように多くの白蛇の絵が奉納されています。白蛇は有難い動物なのですが、蛇が苦手な方には、近寄りがたい空間かもしれませんね。
赤頭(あかがしら)の人形も、奉納されていました。
白衣弁財天の社の中には、さらに石の鳥居があります。
扁額を見たのですが、刻まれている文字がすり減っていて、全部の文字が読めませんでした。
読めた字を書くと、右から「金〇辨財天女」「〇〇辨財天」「水〇辨財天」です。〇は、薄すぎて判別が困難でした。
「金洗」「水吉」っぽいのですが、全く違う可能性は高いです。
六波羅蜜寺などで銭洗弁財天は聞いた事があるのですが、金洗弁財天は聞いた事がありません。
次回養源院へ訪れた時にでも、扁額文字判別チャレンジに挑戦してみたいと思います。そして、この場所で注目すべきは、この鳥居の扁額ではありません。
写真の赤い丸の部分が、ここの見どころです。
赤い丸の場所には、蛇の木像が大量に置かれています。こちらも奉納されたものなのでしょう。
蛇嫌いな方なら、悲鳴を上げて逃げ出すぐらいの多さです。どの蛇も、とぐろを巻いていました。
白衣弁財天は、蛇の絵や木像など、蛇尽くしの場所でした。多くの蛇に出会ったので、何だか金運のご利益がアップするような気分になりました。
しかし、今現在も金運が上がった様子がない事から考えると、金運アップは気のせいだったようです。いや短期ではなく、長期で考える事にします。
きっと来年の今頃には、金運が上がっている事でしょう。
蛇嫌いの方も、中まで入らなければ、蛇に出会う事はありません。だから蛇嫌いな方も、養源院へ訪れた時は、白衣弁財天へも参拝して、金運を上げて帰って下さいね。
白衣弁財天へのアクセス
白衣弁財天へのアクセス方法。
最寄駅から徒歩8分。
最寄駅:京阪電車「七条駅」。