須賀神社「節分祭」2019、懸想文で縁結び【体験レポ】
須賀神社の節分祭に行ってきました。その時に、境内で懸想文売りを見ました。
懸想文売りは、特徴ある姿をしています。烏帽子を被って水干という昔の衣装を着て、目だけ出ている覆面で顔を隠しています。
その姿で右手に梅の枝、左手に懸想文を持ち、境内を歩いています。怪しい格好なのですが、須賀神社の節分祭のある意味名物です。
懸想文売りの写真は、体験レポに掲載しています。気になる方は、チェックしてみて下さい。
今回は、須賀神社の節分祭に行ってきた時の話です。
須賀神社「節分祭」
須賀神社「節分祭」の見所
須賀神社の節分祭の見どころの一覧です。
須賀神社の節分祭の見所。
1.豆まき。
2.懸想文売り。
3.須賀多餅。
他にあるかもしれませんが、私の中では大きく分けてこの3つです。それでは、体験レポで須賀神社の節分祭を紹介します。
須賀神社の節分祭【体験レポ】
須賀神社は、縁結びや交通安全にご利益がある神社です。普段は参拝者も少なくひっそりとしています。
しかし、節分祭の時は、多くの人が訪れて、境内は賑やかになります。その賑やかな境内で、一際目立つ存在が懸想文売りです。
懸想文売りは、その名の通り懸想文を販売しています。懸想文は節分祭限定なため、懸想文を求めて須賀神社の節分祭に訪れる人も多いです。
そんな節分祭で賑わう須賀神社を訪れました。節分祭だけあって、いつも以上に人がいます。
境内に入ると、参拝者に混じって、懸想文売りがいました。懸想文売りの姿を気になっている方もいるのではないでしょうか。
こちらが、懸想文売りです。冒頭でお話した通り、目だけが出ています。
手に持っているのが、懸想文です。懸想文は、商売繁盛や縁結びにご利益がありお守りです。
懸想文売りも見たので、本殿の前で祈願しました。本殿で縁結び、交通神社で交通安全のご利益が授かるように手を合わせます。
その後、境内を少しだけ散策します。その時に、懸想文売りと書かれた短冊を発見しました。
さらに、懸想文の説明が書かれた短冊も見つける事に出来ました。
「此の文を求めて鏡台や箪笥の引出しに人に知られないように入れたおくと顔、かたちがよくなり着物がふえて良縁があると言はれております」
懸想文は、人に知られたらダメなようですね。購入される方は、気を付けて下さいね。
節分祭限定なのは、懸想文だけだけではありません。
須賀多餅も、節分祭の時だけの限定です。一個150円と安かったので、食べてみました。
須賀多餅の他に、節分らしく豆茶も付いてきました。須賀多餅も美味しかったのですが、寒かったので、温かい豆茶が有難かったです。
懸想文売りを見て、須賀多餅も食べたので、大満足です。須賀神社の節分祭では豆まきを行われるのですが、時間が無かったので参加はしませんでした。
機会があれば、豆まきも体験したいと思います。
懸想文について
縁結びや商売繁盛にご利益がある懸想文。その始まりは、平安時代と伝わっています。
文字が書けない人に代わって、文字を書ける人が恋文を代筆したのが始まりです。その風習は、江戸時代に入って盛んになりました。
この時に登場したのが、恋文代筆業「懸想文売り」です。
懸想文売りは文字が書ける貴族が行っていたので、顔バレをしないように覆面をしたと言われています。
明治時代になると廃れてしまいましたが、戦後になり須賀神社で復活しました。ただし懸想文売りが出会えるのは、須賀神社の節分祭が行われる2日間だけです。
須賀神社へのアクセス
新日吉神宮へのアクセス方法。
最寄停留所から徒歩5分。
最寄停留所:市バス「熊野神社」。