六道珍皇寺「初詣」、迎え鐘で新年参拝【体験レポ】

京都の東山で初詣巡りを行いました。京都ゑびす神社や禅居庵などで、初詣を行った後に訪れたのが六道珍皇寺です。

六道珍皇寺は、あの世に繋がっている井戸や冥土から精霊を迎える「迎え鐘」が有名なお寺です。

今回は、そんな六道珍皇寺に「初詣」と「迎え鐘」を付いた時の体験レポートです。

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六道珍皇寺「初詣」

六道珍皇寺へ初詣と迎え鐘【体験レポ】

京都の亥年初詣巡りも、三寺目です。禅居庵、建仁寺、そして六道珍皇寺になります。


その六道珍皇寺へ向かう途中でよく見かけたのが、初ゑんま詣の案内板です。案内板には、1月12日から行われると書かれていました。

京都の巡りを行ったのは、1月8日です。初ゑんま詣の前なので、参加は出来ませんでした。


六道珍皇寺に、到着しました。初ゑんま詣に参加出来ないのは少し残念ですが、良い点もあります。

それは、参拝者がほとんどいない事です。お寺にとっては良い事ではないとは思いますが、人が少ないと落ち着いて境内を見る事が出来ます。


山門は、このように飾られていまいた。お正月限定なのかは、分かりません。


まずは、本堂の前に行って、手を合わせます。この後、境内を散策しました。

本堂に向かって右側(東側)には、冥府通いの井戸を見る事が出来る小窓があります。


その小窓がこちらです。小窓から、遠くの方にある井戸を見る事が出来ました。


アップにしました。赤い丸で囲っているのが、冥土に繋がっている井戸です。

この井戸を利用して、小野篁は冥土を行き来したと伝わっています。冥土では、小野篁は閻魔大王を補佐したそうです。


そんな小野篁や閻魔大王の像は、こちらの建物に安置されています。

また、木造十一面観音立像や十一面観音像も置かれている建物です。

木造十一面観音立像は、室町時代に作られてました。左手には水瓶を持ち、右手は施無畏手の形をとっています。

右手の5指をそろえて伸ばし、手のひらを前に向けて、肩の辺に上げる形が、施無畏手です。恐れを除く印相と言われます。

また、正面に三面、左右に三面、背面中央部分に一面の化仏が彫られており、頭部はほぼ角形です。

建物には覗き窓が付いており、そこから中に安置されている像を見る事が出来ます。ただし撮影は禁止なので、ご注意下さい。

建物内の像を観賞した後に、六道珍皇寺の「迎え鐘」を撞きました。六道珍皇寺の鐘は、お盆の六道まいりの時に、冥土から精霊を迎えるため撞かれます。

またお盆の時以外でも、普通に鐘は撞く事が可能です。六道珍皇寺の鐘の撞き方は、少しだけ変わっています。


このように、ロープ(紐)を引っ張って、鐘を撞きます。押して鐘を撞きません。

無事に鐘を撞き終えた後、さらに境内を散策しました。


山茶花が咲いていました。


南天の実もなっています。


このようなに結ばれているおみくじが多いと、新年だなと実感します。おみくじを結ぶ場所には、ツワブキも咲いていました。

十分境内を満喫したので、六道珍皇寺を後にしました。

六道まいりについて

京都の風習で、8月13日から16日の五山の送り火が終わる盂蘭盆に、先祖の霊を祀る報恩供養が、各家庭で行われます。その前の、8月7日から10日の4日間に、六道珍皇寺で精霊を迎えます。

この精霊を迎える行事が、六道まいりです。

精霊を迎える事から、「お精霊(しょうらい)さん迎え」とも呼ばれています。

そして、六道まいりで精霊を迎えるのに撞く鐘が、「迎え鐘」です。多くの方が集まって、長い列が出来る光景は、京都のお盆の風物詩です。

またこの期間に授与される六道珍皇寺の限定御朱印も人気が高く、多くの人が限定御朱印を求めて訪れます。

限定御朱印は数量限定で、初日で完売する事がほとんどです。限定の御朱印を拝受したい方は、初日に訪れるのがコツです。

六道珍皇寺へのアクセス

六道珍皇寺へのアクセス方法。

最寄停留所から徒歩5分。

最寄停留所:京阪電車「清水道」。

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